最初に確かめる
結論
同じWi-Fiにつないだスマホでも複数サイトが開けなければ、ルーター・回線側を確認します。スマホは開けてPCだけ開けなければ、WindowsのWi-Fi接続、IP設定、プロキシを順に確認。特定サイトだけなら、別のブラウザーと別端末で同じURLを比べ、サイト側・ブラウザー側・ネットワーク側のどこに限るかを確かめます。「インターネットなし」の表示だけで原因を決めず、実際にページが開くかを基準にします。
- PCで普段使える2つの別サイトを開き、「1サイトだけ」か「全部」か記録
- スマホのモバイル通信を一時的にオフにし、PCと同じWi-Fi名・同じURLで比較
- 家中ならSTEP 2/PCだけならSTEP 3/特定サイトだけならSTEP 4
症状別の判断表
今の症状に近い行から始めてください。1回に変える設定は1つだけにすると、何が効いたか分かります。
| 起きていること | 比べる結果 | 進む先 |
|---|---|---|
| PCも同じWi-Fiのスマホも、複数のサイトが開けない | スマホがモバイル通信に切り替わっていないか/回線障害の案内 | STEP 2 |
| スマホは同じWi-Fiで開くが、Windows PCだけ全サイトが開けない | PCの接続先Wi-Fi名・ネットワーク診断・IP設定 | STEP 3 |
| PCでも他のサイトは開けるが、1サイトだけ開かない | 同じURLを別ブラウザー・同じWi-Fiのスマホで試す | STEP 4 |
| 家のWi-Fiでは特定サイトだけ開けず、スマホのモバイル通信なら開く | 同じサイト・同じ時刻で回線だけを変えて比較 | STEP 4 |
| PCだけ「インターネットなし」、IPアドレスが169.254で始まる | Wi-Fi接続先、IPv4のアドレスと既定のゲートウェイ | STEP 5 |
| WindowsのWi-Fi項目自体がない/接続先一覧が空 | このページの前提となるWi-Fi接続ができているか | STEP 3 |
画面を見ながら順番に確認する
同じ問題の続きから
記録はこのブラウザ内だけに保存し、自動送信しません。大切な記録はマイページでバックアップしてください。PC設定を自動操作することはありません。
STEP 1|PC・スマホ・別サイトで、止まる範囲を比べる
- PCのブラウザーで、普段開ける独立した2サイトと、問題のサイトを開く。「全部開けない/1サイトだけ開けない/ページは開くがWindowsだけインターネットなしと表示」をメモする。接続エラーの文言と発生時刻も控える。
- スマホの設定でPCと同じ自宅のWi-Fi名(SSID)を選ぶ。比較中だけモバイル通信をオフにして、PCと同じ2サイト・同じURLを開く。Wi-Fiのアイコン表示だけを見ず、ページ本文が新しく読み込めるか確かめる。確認後はモバイル通信を元に戻す。
- 家中の端末で複数サイトが失敗するならSTEP 2、PCだけ複数サイトが失敗するならSTEP 3、特定サイトだけならSTEP 4へ。Windowsの「Wi-Fi」設定自体が消えている場合は、関連記事の「Wi-Fiの項目が消えた」を先に見る。
表示された結果と次の行動
| 表示された状態 | 分かること | 次の行動 |
|---|---|---|
| PCもスマホも同じWi-Fiで複数サイトが失敗 | そのPCだけの設定では説明しにくい | STEP 2でルーターと回線を確認。 |
| 同じWi-Fiのスマホは正常で、PCだけ失敗 | PC側の接続や設定を優先して調べる | STEP 3へ。 |
| ほかは開くが問題の1サイトだけ失敗 | インターネット全体の障害とは限らない | STEP 4でURLとブラウザーを比較。 |
| Windowsは「インターネットなし」だが複数サイトは開く | Windowsの表示と実際の通信結果が一致していない | 利用するアプリも動くか確認し、表示だけで初期化しない。 |
- 正常な結果・分かったこと
- 「どの端末」「どのWi-Fi」「どのサイト」に限るかが分かり、次の手順を選べる。
- 変わらない・異常な場合
- スマホでWi-Fiを切ったまま比較すると、モバイル通信が正常なだけなのに自宅回線も正常だと誤認する。Wi-Fi名とモバイル通信の状態を確認してから判定する。
- 元に戻す方法
- スマホのモバイル通信を元の状態に戻す。このSTEPではPCの設定を変更しない。
STEP 2|家中の端末で使えないなら、回線とルーターを調べる
- スマホをモバイル通信に切り替え、契約中の回線事業者・プロバイダーの公式障害情報を確認する。ルーターと回線終端装置のランプ、表示されたエラー、問題が始まった時刻を記録する。契約先が分からなければ契約書・請求書を確認する。
- 自宅の機器で操作でき、ほかの利用者が一時的に切断されてもよい場合だけ再起動する。機器の説明書が優先。別体ならルーター→回線機器の順に電源を抜き、少なくとも30秒待って回線機器を先に戻しランプの安定を待ち、最後にルーターを戻す。一体型ならその機器だけ。リセット穴は押さない。
- PCとスマホを元と同じWi-Fiにつなぎ直し、STEP 1と同じ2サイトを開く。障害情報がある、ランプが異常なまま、再起動後も家中で開けない場合は、契約先または機器の管理者へランプ状態と開始時刻を伝える。
表示された結果と次の行動
| 表示された状態 | 分かること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 回線事業者に障害情報がある | 回線側の影響を先に確認できる | 公式の復旧案内を確認。PCのネットワーク設定を変えない。 |
| 再起動後、PCとスマホの両方で開ける | 両端末で通信が戻った | 同じサイトを再度開いて確認。再発時はランプと時刻を記録。 |
| 家中で開けず、回線機器のランプが異常 | PC固有の設定変更では解消しにくい | 機器の説明書と契約先サポートに確認。 |
- 正常な結果・分かったこと
- 障害の有無を把握し、再起動後は同じWi-Fiの複数端末でページを開ける。
- 変わらない・異常な場合
- 共有設備・職場・集合住宅の管理機器には触れず、管理者に相談する。再起動しても同じなら電源操作を繰り返さない。
- 元に戻す方法
- 通常の再起動で設定値は変えない。電源を戻した後はランプが安定するまで待ち、切れた端末は元のWi-Fiにつなぎ直す。
STEP 3|PCだけ使えないなら、接続先とWindowsの診断を確認
- タスクバー右のネットワーク・音量・電池のアイコン→Wi-Fiの接続先一覧を開き、自宅のWi-Fi名が「接続済み」か確認する。見覚えのない別のWi-Fiやゲスト用につながっていれば、正しいWi-Fiを選ぶ。「設定→ネットワークとインターネット」で機内モードもオフか見る。
- 正しいWi-Fiに接続済みなら、作業中の通信が切れてよいことを確認してWi-Fiを一度オフ→オン。PCを通常の方法で再起動し、STEP 1の2サイトを再確認する。Wi-Fi名やパスワードを忘れる操作は、パスワードを確認できる時以外は行わない。
- まだPCだけ開けなければ、スタートで「ヘルプを表示」を開き、検索欄に公式ページが案内する「connect to network and internet」と入力し、「ネットワーク診断の実行」を選ぶ。提案と結果を控え、同じサイトを開く。IP・DNS関連の指摘が出たらSTEP 5へ。Wi-Fiボタン自体がない場合は関連記事の専用記事へ。
表示された結果と次の行動
| 表示された状態 | 分かること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 別のWi-Fiにつながっていた | 接続先の違いが分かった | 正しいWi-Fiで同じサイトを再比較。 |
| Wi-Fiの入れ直し・再起動後は開ける | このPCの通信が復旧した | 同じWi-Fiに再接続した後も開くか確認。 |
| 診断後も全サイトが失敗 | 原因をIP・DNS・プロキシまで絞る必要がある | 診断の表示を控えてSTEP 5へ。 |
- 正常な結果・分かったこと
- 正しいWi-Fi名で複数サイトが開き、Windowsの表示も実際の通信と一致する。
- 変わらない・異常な場合
- Wi-Fiのスイッチや接続先一覧が見つからなければ接続後の問題ではない。関連記事のWi-Fi項目消失の記事で機器の認識を確認する。
- 元に戻す方法
- 切り替えたWi-Fiが違えば元のSSIDに接続し直す。診断ツールが設定変更を提案した場合は実行前に内容を記録し、管理PCは管理者へ確認する。
STEP 4|特定サイトだけなら、同じURLを別環境で比べる
- PCで問題のURLをコピーし、Edgeと別のブラウザーで同じURLを開く。同時に正常な別サイトも開き、エラーが「サイトが見つからない」「接続がタイムアウト」「ログインできない」「証明書の警告」のどれか記録する。ブラウザーやサイトで意味が異なるので、文言だけでDNS障害と断定しない。
- スマホで同じURLを自宅Wi-Fi、次にモバイル通信で開き、結果を表と照らす。両方の回線・端末でそのサイトだけ開けなければ、公式の障害情報やサイト運営者の案内を確認。Wi-Fiだけ失敗するなら、ルーター・回線側やそのサイトまでの経路の可能性があり、STEP 2の障害確認へ進む。
- PCのEdgeだけ失敗し、別ブラウザーは開けるなら、Edge右上「…」→「拡張機能」→「拡張機能の管理」で最近追加した拡張機能を1つだけオフ→同じURLを再読み込み。直らなければ元に戻す。ログイン画面や証明書の警告が出る場合は、警告を無視して進まずサイト運営者の案内を確認する。
表示された結果と次の行動
| 表示された状態 | 分かること | 次の行動 |
|---|---|---|
| Edgeだけ失敗、同じPCの別ブラウザーは開く | Edge固有の設定・拡張機能を疑う手掛かり | 拡張機能を1つずつ比較。改善しなければEdgeサポートへ。 |
| 家のWi-Fiでは複数端末で失敗、モバイル通信は開く | そのWi-Fi回線での通信に限る可能性 | STEP 2で回線・ルーターの状態と障害情報を確認。 |
| どの端末・回線でもそのサイトだけ失敗 | サイト側の障害やURL誤りが候補 | 公式のお知らせと正しいURLを確認。サイト運営者へ連絡。 |
| PCだけサイト名の解決エラー、別端末は開く | PC内の名前解決を調べる価値がある | STEP 5でDNSキャッシュを比較。 |
- 正常な結果・分かったこと
- 同じURLで端末・ブラウザー・回線を1つずつ変えた結果から、問題が起きる範囲が分かる。
- 変わらない・異常な場合
- セキュリティ証明書の警告やログイン拒否は「Wi-Fiの故障」とは別の問題の場合がある。警告を回避する操作や安易なDNS変更はしない。
- 元に戻す方法
- 比較のためにオフにしたEdge拡張機能を、同じ画面で元の状態に戻す。スマホのモバイル通信も元に戻す。
STEP 5|PCだけ続く場合、IPアドレスとDNSの結果を読む
- スタートで「コマンド プロンプト」を開き「ipconfig /all」を実行。「Wireless LAN adapter Wi-Fi」(日本語では「ワイヤレス LAN アダプター Wi-Fi」など)でIPv4アドレス・既定のゲートウェイ・DNSサーバーを控える。職場など固定IPや管理VPNを使うPCなら設定を変えず管理者へ。住所に相当するIP値は公開投稿せず相談相手にだけ見せる。
- IPv4アドレスが169.254で始まり、既定のゲートウェイが空欄で全サイトが使えない場合は、ルーターから自動で住所をもらえていない可能性。家庭の自動取得接続だけ、コマンド プロンプトを管理者として起動し「ipconfig /release」→「ipconfig /renew」を順に実行。通信が一時的に切れるため作業を保存し、再取得後に「ipconfig」でアドレスとゲートウェイを比べる。IPv6で通信できている場合は169.254という数字だけで故障と断定しない。
- IPv4とゲートウェイはあるが、このPCだけサイト名の解決エラーが出る時に限り「ipconfig /flushdns」を実行し、同じURLを再読み込みする。DNSサーバーが空欄・再取得に失敗・別のアプリもすべて開けない場合は、表示を控えてSTEP 6へ。手動で適当なDNSアドレスを入力しない。
表示された結果と次の行動
| 表示された状態 | 分かること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 169.254.x.x、ゲートウェイ空欄、再取得で正常なアドレスが出る | IPv4の自動取得が回復した可能性 | 同じWi-Fiと2サイトで通信を確認。 |
| 169.254.x.xのまま、または再取得が失敗 | 自動取得がまだできていない | ルーターのDHCP設定やPCの接続状態を管理者・機器提供元に相談。 |
| DNSキャッシュ消去後、同じURLだけ開ける | PC内の古い名前解決情報が関係した可能性 | 別サイトも開けるか試し、再発するならDNS設定を記録。 |
| 正常なアドレス・DNSがあるのに全サイト失敗 | IP取得以外の条件も調べる必要がある | STEP 6でプロキシ・VPNを確認。 |
- 正常な結果・分かったこと
- 家庭の自動取得接続ではIPv4とゲートウェイを確認でき、同じWi-Fiで複数サイトが開く。
- 変わらない・異常な場合
- 自動取得に失敗した、固定IPだった、管理者権限がない時はコマンドを繰り返さず、控えた結果を管理者または機器提供元に伝える。
- 元に戻す方法
- 「ipconfig /release」「/renew」は自動取得の再要求で、手動のIP設定を保存し直す操作ではない。「/flushdns」もDNSサーバーの設定値は変えない。ネットワークが切れたままならSTEP 3で元のWi-Fiに接続し直す。
STEP 6|まだPCだけ失敗するなら、プロキシとVPNを確認
- スタート→設定→ネットワークとインターネット→プロキシを開く。「セットアップ スクリプトを使用する」「プロキシ サーバーを使用する」の有無と元の状態を控える。自分で設定した不要なプロキシがオンなら一時的にオフにして同じ2サイトを再比較。職場・学校が指定した設定には触れず管理者に確認する。
- 自分で導入したVPNを使っているならアプリ側の接続状態を控え、契約・利用条件上問題なければ一度切断して同じサイトを比べる。VPN接続中だけ失敗するならVPN提供元へ。切断しても同じなら元に戻す。セキュリティ対策ソフトを丸ごとオフにして検証しない。
- ここまでPCだけ全サイトが失敗した場合は、STEP 1・5の結果と診断メッセージを持ってMicrosoftサポートやPC管理者へ。Microsoftの「ネットワークのリセット」は設定→ネットワークとインターネット→ネットワークの詳細設定→ネットワークのリセットにあるが、VPN・仮想スイッチの再設定が必要になり得る最後の手段。利用中の設定を再現できることを確認してから判断する。
表示された結果と次の行動
| 表示された状態 | 分かること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 個人のプロキシを一時オフにした時だけ開く | そのプロキシ設定が通信に影響した可能性 | 設定元のアプリや提供元を調べ、必要なら正しい設定に修正。 |
| VPNを切断した時だけ開く | VPNを使う経路に限る不調の可能性 | VPN提供元へ状態・時刻・失敗したURLを共有。 |
| 変更しても開けない/設定は管理されている | 勝手なリセットで悪化する可能性 | 変更した設定を戻し、結果を管理者・サポートに相談。 |
- 正常な結果・分かったこと
- 個人のプロキシ・VPNの有無と通信結果の関係を確認でき、原因に合う相談先を選べる。
- 変わらない・異常な場合
- 管理PCやVPNが必要な環境では設定を外さない。ネットワークリセット後は自動で元に戻らない構成もあるため、通信を復旧できる情報なしに実行しない。
- 元に戻す方法
- プロキシのスクリプトや手動設定を変更した場合は控えた元の状態に戻して保存。VPNを切断した場合は元の接続状態に戻す。
改善しなかった場合
相談時は「発生時刻/同じWi-Fiのスマホは開けるか/モバイル通信との違い/失敗するURLとエラー全文/PCのSSID・IPv4・ゲートウェイ・DNSの有無/診断結果/個人設定のプロキシとVPNの比較」をまとめてください。IPアドレスなどの詳細は公開投稿せず、相談先に必要な範囲だけ伝えます。
よくある質問
Wi-Fiのマークは接続済みなのに、なぜインターネットなしですか?
Wi-Fiの接続先(ルーター)に届いていても、その先の回線・名前解決・サイトまで届くとは限りません。同じWi-Fiにつないだスマホと同じURLを比べ、複数端末なら回線側、PCだけならWindows側を先に確認します。
スマホはネットが見られます。自宅のWi-Fiは正常ですか?
スマホがモバイル通信に切り替わっていれば判定できません。一時的にモバイル通信をオフにし、PCと同じWi-Fi名に接続して同じサイトを開いてください。比較後はモバイル通信を戻します。
Windowsは「インターネットなし」と表示しますが、サイトは開けます
Windowsの接続判定と実際のサイト表示が食い違う場合があります。複数サイトと必要なアプリが使えるかを確認し、表示だけを理由にルーターの初期化やネットワークのリセットをしないでください。
Wi-Fiにつながっているのに特定サイトだけ開けない時は?
同じURLを別ブラウザー・同じWi-Fiのスマホ・モバイル通信で比較します。すべてでそのサイトだけ失敗ならURLと公式障害情報を確認。PCの一つのブラウザーだけならSTEP 4、PCだけサイト名の解決エラーならSTEP 5へ進みます。
記載内容の誤りはこちらからお知らせください。
参考情報・公式出典
Microsoftの公開手順を確認し、判断表と比較方法はゲムなおで整理しました。機器固有の症状は各製造元の案内も確認してください。記載した正常・異常の例は切り分けの目安であり、全機器の実機検証結果ではありません。
Microsoft サポート:Wi-Fi接続済み・インターネットなしの判定と対処Microsoft サポート:Windows 11のIP・DNS設定と自動取得Microsoft サポート:Windowsでのプロキシ設定の確認Microsoft サポート:ヘルプを表示するアプリでネットワークを診断Microsoft サポート:Edgeで特定のページが開けない場合Microsoft サポート:Edge拡張機能を一時的にオフにする