ゲームのVisual C++ Runtimeエラー対処|DLL別の版とx86・x64の選び方

「MSVCP140.dllがない」「MSVCP120.dllがない」「Runtime Error」の違いから必要なVisual C++再頒布可能パッケージを絞る方法。Windowsでの導入状況の確認、ゲームのx86・x64に合う版の選択、修復やインストールが失敗した時の分岐を説明します。

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まずこれを試す

結論

表示されたDLL名とゲーム名を控え、140系ならMicrosoftの最新v14、120系なら2013、110系なら2012、100系なら2010の配布欄を確認します。x86・x64はWindowsではなくゲームの対象に合わせ、既に入っている同じ系列・対象なら「変更→修復」を試します。DLL名のない「Runtime Error」だけでは必要な版を決められません。

  1. STEP 1|エラーの全文とゲームの対象を控える
  2. STEP 2|Windowsで同じ系列・x86/x64の導入状況を見る
  3. STEP 3|Microsoft公式の該当パッケージを修復または導入する
  4. STEP 4|再起動して再現を確認し、結果で次を決める
この手順で直らない場合:症状に合う次の確認 →

原因候補

  • ゲームが必要とするVisual C++の系列またはアーキテクチャの不足
  • 導入済みの再頒布可能パッケージの破損・古い版
  • ゲーム側の配布ファイルや別のMOD・プラグインの不具合
  • DLL名だけでは特定できないアプリケーション側の実行時エラー

エラー表示から、調べる系列を選ぶ

DLL名の数字は必要な年版の手がかりです。実際にエラーを出したゲーム・プラグインが32bitか64bitかは、別に確認します。表示例が違う場合は、同じ数字だと推測してインストールしないでください。

画面に出た名前・表示確認する配布欄次の一手
VCRUNTIME140.dll・MSVCP140.dll・VCRUNTIME140_1.dllが見つからないVisual C++ v14(2015以降の系列)Microsoftの最新v14欄からゲームのx86/x64に合うものを選ぶ。Windowsが64bitでも32bitゲームにはx86
MSVCP120.dll・MSVCR120.dllが見つからないVisual C++ 2013(12.0)Microsoftの2013欄でx86/x64を選ぶ。最新v14を入れるだけでは2013の代わりにならない
MSVCP110.dll・MSVCR110.dllが見つからないVisual C++ 2012(11.0)Microsoftの2012 Update 4欄でゲームに合う対象を確認
MSVCP100.dll・MSVCR100.dllが見つからないVisual C++ 2010(10.0)Microsoftの2010 SP1欄を確認。古いゲームの公式手順があれば併せて確認
ucrtbase.dll/api-ms-win-*.dllがないWindowsのUniversal CRTに関係する可能性Windows Updateとゲーム提供元の案内を確認。MicrosoftのUCRT説明を参照し、DLLを単体で入れない
DLL名がない「Runtime Error!」・0xc000007bのみ表示だけでは特定できないゲームの前提ソフトと公式サポートを確認。コードだけでVisual C++の年版やx86/x64を決めない

数字と年版の対応はMicrosoftの配布資料に基づく目安です。「必要なDLL」がゲーム本体でなくMODやランチャーから呼ばれている場合、確認すべき対象が変わります。

x86とx64の選び方:Windowsではなくゲームを見る

  1. まずゲームの公式動作環境・サポートを読み、対象が「32-bit/x86」か「64-bit/x64」かを確認します。ランチャーとゲーム本体が別なら、エラーを出しているゲーム本体・プラグインの案内を見ます。
  2. ゲームが32bitならx86、64bitならx64を選びます。例えば64bit Windowsに「Visual C++ 2013 (x64)」だけあっても、32bitゲームでMSVCP120.dllが必要なら2013 (x86)の確認が必要です。
  3. ゲーム側の対象が不明な場合は推測でx64に決めず、配布元の前提条件・同梱の再頒布可能パッケージ・公式サポートを確認します。64bit Windowsではx86版とx64版を併存できますが、必要な年版はDLL名とゲームの案内で絞るのが先です。

Microsoftの配布案内も、パッケージのアーキテクチャはアプリの対象と一致させると説明しています。

Windowsの導入済み一覧を確認する

  1. Windowsキー+R→appwiz.cpl→Enter。「プログラムと機能」でMicrosoft Visual C++を探します。Windows 11では「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」からも一覧を見られます。
  2. 表で絞った年版/14.xと、名前の末尾の(x86)/(x64)をセットで確認し、表示をメモします。例:Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable (x86)。2015以降のv14系は2017・2019・2022など異なる年号で表示される場合があるため、名前に加えバージョンも確認してください。
  3. 対象がある場合は選択して「変更」→「修復」(選べる場合)を実行。見当たらなければMicrosoft公式ページの同じ年版・アーキテクチャを選んで導入します。どちらも再起動後に同じエラーが出るか比較します。
進行状況1 / 4

解決手順

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エラーの全文とゲームの対象を控える

  1. 起動時の表示を撮影し、DLL名(例:MSVCP120.dll)・エラーコード・どのEXEの起動時かを記録。表のDLL名に当てはまらない「Runtime Error」だけならVisual C++の版を決めつけず、ゲーム公式の必要条件とログを確認します。
  2. ゲームの配布元・公式サポートで32bit(x86)/64bit(x64)、必要なVisual C++の年版を確認。PCが64bitでもゲームが32bitならx86が必要です。MODやランチャーだけのエラーなら、エラーを出している実行ファイルの提供元も調べます。

対象外なら「Windowsで同じ系列・x86/x64の導入状況を見る」へスキップ

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Windowsで同じ系列・x86/x64の導入状況を見る

  1. Windowsキー+R→「appwiz.cpl」→Enter。「プログラムと機能」からMicrosoft Visual C++ Redistributable/再頒布可能パッケージを探し、年版(または14.x)と(x86)/(x64)をそれぞれ記録。Windows 11なら「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」でも名前を確認できます。
  2. 例:MSVCP120.dll不足で「2013 (x64)」だけが表示され、ゲームが32bitと判明した場合は「2013 (x86)」の不足を確認。2013 (x64)や新しいv14を消す必要はありません。名前が見つからない時も、この一覧だけでゲーム内のDLLの状態まで断定しません。

対象外なら「Microsoft公式の該当パッケージを修復または導入する」へスキップ

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Microsoft公式の該当パッケージを修復または導入する

  1. 記事内の対応表からMicrosoftの配布ページへ進み、エラーの系列とゲームのアーキテクチャが一致するインストーラーを選びます。2013以前が必要ならその年版を選び、最新のv14だけで置き換えたつもりにならないでください。
  2. 同じ系列・アーキテクチャが導入済みなら「プログラムと機能」で対象を選択→「変更」→「修復」(表示される場合)を実行。未導入ならMicrosoft配布ページから導入します。変更や修復が表示されない場合は、該当する公式インストーラーで操作を確認します。

対象外なら「再起動して再現を確認し、結果で次を決める」へスキップ

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再起動して再現を確認し、結果で次を決める

  1. PCを再起動し、同じ方法でゲームを起動します。DLL名が消えたらタイトル画面まで確認。別のDLL名に変わった場合は、追加で表示された名前を表で調べて必要な系列と対象を再確認します。
  2. インストール自体が失敗した場合は、画面のエラー番号を控えて「失敗した場合」の判断表へ。導入成功後も同じエラーならx86/x64の取り違え、ゲーム側のファイル破損、MOD・プラグインを確認。Steam版ならゲームの整合性確認を行い、それでも直らなければエラー全文と導入済み一覧をゲームのサポートへ渡します。

修復・インストールが失敗した場合の判断表

結果確認する点次の行動
「修復」が表示されない/対象が一覧にない探した系列とx86/x64が合っているか同じ年版・対象のMicrosoft公式インストーラーを開き、表示された導入・修復の操作を選ぶ
「より新しいバージョンが既にある」などと表示導入済み一覧の同じ系列・同じx86/x64のバージョン古いインストーラーを繰り返さず、導入済みの項目の修復か、Microsoftの現行配布欄を確認
無効なインストーラーパッケージ(1620)ダウンロード元とファイル名、再試行した日時以前の実行ファイルを使い回さず、該当する系列・アーキテクチャのパッケージをMicrosoftの配布ページから取得し直す
1603など詳細のない失敗画面のコード・該当パッケージ名・セットアップのログWindows Updateと再起動後に再試行。1603だけでは原因を断定できないため、Microsoftの診断案内へ
アクセス拒否(5)/ファイル使用中(32)管理者権限の有無、実行中のゲーム・インストーラー作業を保存してアプリを終了・PCを再起動。Microsoft公式のインストーラーを「管理者として実行」し再確認
古い版を削除できない(1714)ログに書かれた古いパッケージの正確な版Microsoftの1714の案内に沿ってその版だけを扱う。全てのVisual C++やWindows Installerの保存フォルダーを一括削除しない
導入成功、しかしゲームだけ同じDLLエラーゲーム/プラグインのx86/x64、エラーの全文、ゲームファイルSteamの整合性確認、MODの切り分けを行い、解決しなければ記録をゲームのサポートへ

問い合わせ前に残す5項目

ゲーム名と起動経路/エラー全文とDLL名/ゲームの32bit・64bit(不明なら「不明」)/導入済み一覧の該当年版と(x86)/(x64)/Microsoftの修復・導入結果とエラー番号。これだけあれば、別の版を入れ続ける前に不足箇所を確認できます。

注意

DLL単体の配布サイトからファイルを入手したり、System32・SysWOW64・ゲームフォルダーへ推測でコピーしたりしないでください。別のゲームが使うVisual C++の旧版やx86版を一括削除しないでください。

よくある質問

Windowsが64bitなら、Visual C++もx64だけ入れればいいですか?

いいえ。必要なのはエラーを出すゲーム・プラグインの対象アーキテクチャに合うパッケージです。64bit Windows上の32bitゲームにはx86版が必要です。必要な年版も合わせて確認してください。

MSVCP120.dllが見つからない場合、最新のv14を入れれば直りますか?

120系の候補はVisual C++ 2013です。Microsoftは2013以前をv14とは別の配布欄で案内しています。ゲーム側の必要条件とx86/x64を確かめ、2013の該当版を選んでください。

2010・2013・v14の項目が複数あります。古いものを削除すべき?

削除しないでください。古い年版やx86版を別のゲームが使っている可能性があります。今回のエラーに対応する系列・アーキテクチャだけを修復または追加して結果を比べます。

「Runtime Error!」だけでDLL名がありません。どれを入れればいい?

その表示だけでは年版・x86/x64を決められません。ゲームの公式動作環境、エラー時に動いていたプラグイン、配布元が用意する前提ソフトを確認してください。導入済みの一覧を撮影してサポートに伝えると切り分けやすくなります。

Microsoftのセットアップが失敗して1603と表示されます。

1603は一般的な失敗コードで原因を一つに決められません。セットアップの表示とログを保存し、Windows Updateと再起動、該当アーキテクチャの既存導入状況を確認してください。既存パッケージを一括削除したり、配布元不明のDLLをコピーしたりしないでください。

参考情報・出典

公式資料を確認し、本文は独自の表現で要約しています。

Microsoft:Visual C++再頒布可能パッケージの各年版・x86/x64Microsoft:Windowsでアプリ・プログラムを修復するMicrosoft:Visual C++再頒布可能パッケージのインストール問題Steam:ゲームファイルの整合性確認