シェーダーキャッシュの削除・再構築方法|Windows・NVIDIA・AMD

シェーダーキャッシュを消す画面をWindows・NVIDIA・AMD別に解説。ゲーム内の事前構築との違い、削除後のカクつき、終わらない時の判断、同じ場面での比較方法まで説明します。

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結論

WindowsのDirectXシェーダーキャッシュは「ディスク クリーンアップ」から削除できます。GPU側はNVIDIAとAMDで手順が異なるため、下の表から対象を1つ選びます。削除後は再構築で一時的に重くなることがあります。初回だけで判断せず、構築完了後に同じ場面を再確認してください。

  1. STEP 1|症状を控え、ゲームを終了する
  2. STEP 2|対象のキャッシュだけを削除する
  3. STEP 3|再構築を待ち、同じ場面で比較する
この手順で直らない場合:症状に合う次の確認 →

原因候補

  • キャッシュの破損による起動失敗・描画の乱れ
  • 更新後や初回起動時のシェーダー構築が未完了
  • シェーダー以外の負荷:VRAM不足・画質設定・ストレージなど

どのキャッシュを操作する? 4つの入口

シェーダーキャッシュは、描画用に変換した処理を保存して使い回す仕組みです。定期掃除でFPSを上げるものではありません。更新後に始まった描画不良や、ゲーム側が削除を案内する症状で切り分けに使います。

対象開く場所操作
Windowsディスク クリーンアップDirectXシェーダーキャッシュだけ削除
NVIDIANVIDIA App → Graphics → Global Settings一時的にOff → 再起動 → 指定先を削除 → 設定を戻す
AMDAMD Software → Global Graphics → AdvancedReset Shader Cacheを実行
ゲーム内構築・プリロードを表示する画面ゲームが指定する画面で構築完了を待つ

特定のゲームだけなら、そのゲームの案内を優先します。全ゲームで常に重い場合は、FPS・画質の確認も必要です。

進行状況1 / 3

解決手順

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症状を控え、ゲームを終了する

  1. ゲーム名、GPU、ドライバーの版、症状が始まった更新、止まる場面をメモする。画質設定を変えずに比較できる場面を1つ決める。
  2. ゲームとランチャーを終了する。再構築用にドライブの空き容量を確認する。初回のシェーダー構築が進んでいるだけなら、削除せず完了を待つ。

対象外なら「対象のキャッシュだけを削除する」へスキップ

2

対象のキャッシュだけを削除する

  1. 以下の「Windows」「NVIDIA」「AMD」から、調べたい対象の手順を1つ実行する。全種類の一括削除はせず、1回ごとに起動して結果を比較する。
  2. ゲーム内に事前構築の表示がある場合は「ゲーム内」の例を参照する。事前構築はキャッシュ削除と同じ操作ではない。

対象外なら「再構築を待ち、同じ場面で比較する」へスキップ

3

再構築を待ち、同じ場面で比較する

  1. ゲームを起動する。シェーダーの構築・最適化・プリロードが表示されたら、そのゲームが指定する画面で完了を待つ。所要時間はゲーム・CPU・保存先などで変わるため、一律に何分とは決めない。
  2. 構築完了後に決めた場面を確認し、一度終了して再起動後にも同じ設定・同じ場面を確認する。初回だけの引っかかりと、毎回同じ場所で起こる不具合を分けて記録する。
  3. 改善しなければ削除を繰り返さず、下の症状表から整合性確認・VRAM・ドライバーの切り分けへ進む。NVIDIAはキャッシュ設定を戻したことも確認する。

Windows:DirectXシェーダーキャッシュの削除

1. スタートの検索に「ディスク クリーンアップ」と入力して開きます。

2. ドライブ選択が出たらWindowsが入っているドライブ(通常C:)を選びます。

3. 「削除するファイル」で他のチェックを外し、「DirectX シェーダー キャッシュ」だけを選択。「OK」→「ファイルの削除」で実行します。

Intelサポート担当者の操作案内でも、C:ドライブのDirectX Shader Cacheを選ぶ手順が示されています。項目の有無・表示名はWindowsの版や保存状態で異なります。該当項目がなければ、この操作はスキップします。

NVIDIA:削除後はキャッシュ設定を戻す

NVIDIA公式の手動削除ルートです。「Shader Cache Size」は容量設定で、選ぶだけで削除完了になるボタンではありません。

1. NVIDIA Appの「Graphics(グラフィックス)」→「Global Settings(グローバル設定)」→「Shader Cache Size」を開き、「Cache Size」を「Off」にして「Apply」。PCを再起動します。

2. ゲームを起動せず、Win+Rで次のパスを1つずつ開き、存在するフォルダーの中身だけを削除します。

  • %USERPROFILE%\AppData\Local\NVIDIA\DXCache
  • %USERPROFILE%\AppData\Local\NVIDIA\GLCache
  • %USERPROFILE%\AppData\Local\NVIDIA Corporation\NV_Cache

3. NVIDIA Appに戻り「Shader Cache」を「Driver Default(ドライバーのデフォルト)」へ戻して「Apply」。もう一度PCを再起動します。

存在しないフォルダーは飛ばします。使用中のファイルは強制削除せず、スキップしたことをメモしてください。設定項目がない版ではこのルートを中止し、Windows側の操作だけで比較できます。

出典:NVIDIAの削除手順。ドライバー削除ツールを導入しなくても、上記の手動ルートを選べます。

AMD:Reset Shader Cacheを実行

1. スタートで「AMD Software」を検索して開き、「ゲーム(Gaming)」→「グラフィックス(Graphics)」からグローバル設定を開きます。

2. 「詳細設定(Advanced)」を展開し、「シェーダーキャッシュをリセット(Reset Shader Cache)」を探します。

3. その項目のリセットを実行し、確認画面が出たら承認します。次のゲーム起動から必要なキャッシュが作られます。

AMD公式の説明はAdrenalin Edition 23.9.1のFull Installを基準としています。版・導入形態で画面が異なり、項目がない場合もあります。「工場出荷時にリセット」など、ソフト全体の初期化とは区別してください。

ゲーム内:削除と事前構築を区別する

Black Ops 6:メインメニューで待つ

PC版を起動し、シェーダープリロードが進行中ならメインメニューから移動せず完了を待ちます。その後にプレイを開始します。Activisionは、メインメニューを離れるとプリロードが止まり、性能に影響すると説明しています。

これは事前構築の手順です。すべてのゲームに共通の「再構築」ボタンはありません。別ゲームに同じメニュー名を当てはめたり、ゲームデータのshaderファイルを推測で消したりしないでください。

Fortnite:削除後の初回マッチはまだカクつく場合がある

Epic Gamesは、DirectX 12でシェーダーの再コンパイルが繰り返される症状についてキャッシュ削除を案内しています。同時に、削除後の最初のマッチは新しいシェーダーのコンパイルでカクつく可能性も説明しています。初回だけで失敗と決めず、その後の変化を確認する例です。

Black Ops 6公式 / Fortnite公式

再構築中の挙動:待つ時・別の対策へ進む時

状態判断と次の操作
進捗が進み、ロードが普段より長い再構築中の可能性。指定画面で完了を待つ。短時間止まった表示だけで強制終了しない
初めての場面だけ引っかかる実行中のコンパイルも候補。同じ場面を次回起動後にも比較する
毎回同じ進捗でクラッシュするエラー・進捗・時刻を記録。ファイルの整合性とゲームの既知不具合を確認
完了後も常に重い・VRAM不足が出るVRAMと画質設定を切り分ける。再削除を繰り返さない
PC全体が再起動・ブルースクリーンになる通常の再構築待ちとして扱わず、停止コードやシステム側の障害を調べる

比較・相談に使える確認メモ

「消したら重くなった」だけでは、再構築中か元の不具合か分かりません。同じ場所・同じ設定で以下を控えると、相談先にも経過が伝わります。

ゲーム/GPU/ドライバー版:

症状が始まった更新・場面:

実行した操作:Windows・NVIDIA・AMD・ゲーム内

構築完了の表示:あり・なし・不明

初回と次回の同じ場面:改善・変化なし・悪化

エラー文/使用中で削除できなかったファイル:

本記事は2026年9月27日に公式資料を照合して編集しました。上のメモは読者が実測を残すためのもので、編集部によるゲーム実機テストの結果ではありません。

注意

キャッシュ以外の項目をまとめて削除しないでください。AppDataやゲームフォルダー全体、セーブ、設定、配布されたシェーダーファイルは削除対象ではありません。対象を特定できない時は操作を止めます。

よくある質問

シェーダーキャッシュを削除するとセーブも消えますか?

ここで指定したキャッシュは再利用する描画処理のデータで、セーブとは別です。ただしゲームの保存フォルダーを丸ごと消すと別のデータを失う恐れがあります。対象項目・対象フォルダーの中身だけを操作してください。

毎回削除すればFPSは上がりますか?

毎回の削除は勧めません。キャッシュは同じシェーダーの再コンパイルを減らすための仕組みです。削除すると作り直しが必要になり、初回のロードやカクつきが増えることがあります。常に低いFPSは画質やGPU負荷も調べます。

DirectXシェーダーキャッシュが0バイト・表示されない時は?

その画面で削除できる対象がない可能性があります。別名のフォルダーを探して消す必要はありません。GPUやゲーム側のキャッシュまで空だとは限らないため、対象の手順と症状を照合します。

NVIDIAのShader Cache SizeをOffのままにしてよいですか?

この記事の削除手順では一時的な変更です。削除後にDriver Defaultへ戻し、Applyを押して再起動します。Offのままだとキャッシュの再利用を妨げ、比較条件も変わります。

Windowsの削除だけで全ゲームのキャッシュを消せますか?

全種類の削除は保証されません。WindowsのDirectXキャッシュ、GPUドライバー側、ゲームが管理するデータは同一ではありません。必要な対象を選び、ゲーム固有の保存先はそのゲームの案内がある場合だけ操作します。

参考情報・出典

公式資料を確認し、本文は独自の表現で要約しています。

Intelサポート担当者:WindowsのDirectXキャッシュ削除画面Microsoft:ディスク クリーンアップ・一時ファイルの削除NVIDIA:シェーダーキャッシュ削除の具体的手順(2026年5月更新)NVIDIA:Shader Cache Sizeの役割・更新後の再コンパイルAMD:Global Graphics/Advanced/Reset Shader CacheActivision:Black Ops 6のシェーダープリロードと待機画面Epic Games:FortniteのDirectX 12と削除後の初回カクつき