PCゲームがカクつく・一瞬止まる時の対処法|FPS上限の設定と比較手順

平均FPSは高いのに一瞬止まる時の切り分け。ゲーム内・NVIDIA・AMDのFPS上限設定、60・90・120fpsを試す数値例、シェーダー・VRAM・通信ラグの見分け方、同じ場面での比較方法を解説します。

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まずこれを試す

結論

平均FPSが高くても一瞬止まる場合は、フレームの描画間隔が乱れている可能性があります。まず同じ場面で症状を記録し、FPS上限を重い場面でも維持できる値へ下げて比較します。初回だけの引っかかりはシェーダー構築、移動時は読み込みやVRAM、オンラインでの位置巻き戻りは通信も候補です。上限設定だけで全部を直そうとせず、症状に合う対策を1つずつ試してください。

  1. STEP 1|FPS上限を1か所で設定する
  2. STEP 2|シェーダー構築の完了を確認
  3. STEP 3|VRAM・読み込み負荷を確認
この手順で直らない場合:症状に合う次の確認 →
PCゲームがカクつく時の確認順を示すゲムなおの図解
「カクつく・一瞬止まる」の記事のSTEP順です。詳しい操作と注意事項は本文を確認してください。 図解を拡大して見る

原因候補

  • CPU・GPUの処理負荷と、安定して出せるFPSを超えた設定
  • 初回や更新後のシェーダー構築・場面切り替え時の読み込み
  • VRAM不足、バックグラウンド処理、温度・電力による性能変化

症状から切り分ける:全部を「重い」でまとめない

見えている症状候補最初の比較
常に動きが遅く、FPSも低い画質とCPU・GPU負荷解像度・画質設定を1項目下げる
普段は滑らかだが、画面全体が一瞬止まる描画間隔の乱れ、処理待ち同じルートでFPS上限あり/変更前を比較
初回・更新直後・新しいエフェクトで止まるシェーダー構築構築完了後、同じ場面を2回目にも確認
高速移動や新エリアへの進入で止まるデータ読み込み、VRAM、シェーダーなど同じ移動ルートでテクスチャだけ下げる
オンラインでキャラが瞬間移動・元の位置へ戻る通信・サーバー。描画問題との併発もあるFPS低下と同時か、Ping・パケット損失が悪化しているか確認
画面の上下が横にずれて見えるティアリングV-Sync・VRRを別の検証項目にする
しばらく遊ぶと悪化/一定間隔で止まる温度・電力、録画・更新などの定期処理発生時刻と動いていた処理を記録する

この表は原因を断定する診断ではなく、比較する順番を決めるためのものです。平均60fpsは1フレーム約16.7ms、120fpsは約8.3msに相当します。平均が同じでも、途中に長い描画待ちがあれば引っかかりとして感じられます。

FPS上限はどこで設定する?

最初はゲーム内、なければドライバー側の1か所で設定します。変更前の値を控え、V-Sync・VRR・画質まで一度に変えないでください。

ゲーム内の例:Fortnite

ロビー右上のプレイヤープロフィール→歯車の「設定」→映像の「フレームレート制限(Frame Rate Limit)」で値を選び、「適用」。ロビーには別のFPS制限があるため、効果はプレイ中に確認します。

V-SyncはモニターのHzに合わせてFPSを制限します。Hzを超える値などを試すためにオフにする場合は、まずその状態で基準を測り直してから上限を比較してください。Epicは変更で悪化した場合、元の設定へ戻すよう案内しています。

NVIDIA:ゲームごとの「最大フレームレート」

スタートで「NVIDIA コントロール パネル」を開く→「3D設定の管理」→「プログラム設定」→対象ゲームを選択→「最大フレームレート(Max Frame Rate)」をオン→数値を指定して「OK」→「適用」。一覧にない場合は「追加」からゲーム本体の.exeを選びます。

「バックグラウンドアプリケーション最大フレームレート」は別項目です。ゲームを再起動して適用を確認し、戻す時は変更した項目を元の値へ戻します。

AMD:FRTCが表示される環境

AMD Software: Adrenalin Editionを開く→「ゲーム/グラフィックス」のグローバル設定→「詳細設定(Advanced)」→「Frame Rate Target Control」を有効にし、Max FPSを指定します。ゲームを終了して設定し、再起動して確認します。

FRTCは公式に全画面モード向けとされ、表示される項目はGPU・ドライバー・導入形態で異なります。ここはグローバル設定なので他のゲームにも影響します。項目がない・効かない場合はゲーム内設定を使い、比較後に元へ戻します。Radeon Chillを同じ固定上限として混ぜないでください。

Fortnite公式 / NVIDIA公式 / AMD公式

60・90・120fps:数値の決め方と設定例

Windows 11なら「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「ディスプレイの詳細設定」で、使っているモニターのHzを確認できます。ただし、HzはPCがそのFPSを出せる保証ではありません。

重い場面を含むルートで、瞬間的な最低値ではなく普段維持できるFPSの下側を見ます。それより少し低い、ゲームで選べる値から比較を始めます。単発の大きな停止に合わせて、際限なく上限を下げないでください。

仮の観察例最初に試す上限判定
60Hz/通常65〜95fps60fps60付近を維持し、引っかかりが減るか
144Hz/通常100〜140fps90fps(選択可能な場合)最高FPSより、描画間隔と操作感を比較
165Hz/通常125〜175fps120fps重い場面でも120付近を維持できるか
60Hz/通常45〜58fps60固定は維持できない。画質を下げるか30fpsを比較30では操作感が落ちる場合もある。快適さを含めて決める

数値は設定の考え方を示す仮例で、実測結果・全ゲーム共通の推奨値ではありません。90fpsが選べなければ利用できる近い低めの値で比較します。固定リフレッシュレートでは上限との組み合わせで動きが不均等になる場合があり、VRRも動作範囲内での確認が必要です。

進行状況1 / 3

解決手順

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FPS上限を1か所で設定する

  1. 下の症状表で画面全体の引っかかりか、通信による位置の巻き戻りかを分ける。比較するセーブ・練習場・移動ルートを決め、変更前のFPSと引っかかる場所を記録する。
  2. FPS上限はゲーム内設定を優先する。ない場合は下のNVIDIA・AMD手順を使う。ゲーム内とドライバー側で複数の新しい上限を同時に設定しない。
  3. 下の数値例を参考に、重い場面で継続して出るFPSより余裕のある上限を試す。これは最高FPSを伸ばす操作ではない。設定後は同じルートで比較し、改善しなければ元へ戻す。

対象外なら「シェーダー構築の完了を確認」へスキップ

2

シェーダー構築の完了を確認

  1. ゲーム内にシェーダーの構築・最適化・プリロード表示があれば、そのゲームの指定画面で完了を待つ。初回の結果と、同じ場面を再訪した時の結果を分ける。
  2. 更新直後だけ引っかかるのか、2回目以降も毎回同じ場所で止まるのかを記録する。キャッシュを削除すると再構築が必要になるため、比較のたびに削除しない。
  3. キャッシュ破損が疑われる症状やゲーム側の案内がある場合だけ、「シェーダーキャッシュ」記事の対象別手順へ進む。

対象外なら「VRAM・読み込み負荷を確認」へスキップ

3

VRAM・読み込み負荷を確認

  1. テクスチャを1段階下げ、ゲームの案内に従い再起動して同じ場面を比較する。改善してもVRAM不足だけが原因とは断定しない。
  2. 移動時の引っかかりなら、ゲームの必要ストレージ条件と実際のインストール先を確認する。更新・ダウンロード・録画が同時に走っていれば、1つずつ停止して比較する。
  3. 長時間プレイ後だけ悪化する場合は温度や動作クロック、電源条件も記録する。短い比較で改善しなければ、実際に症状が出る時間まで条件をそろえて再確認する。

同じ場面で「変更前→変更後→元に戻す」を比較

以下は本記事の比較手順です。1回だけ軽くなった結果を、設定の効果と取り違えないために条件をそろえます。

1. 測るルートと表示を決める

同じセーブ・練習場・同じカメラ方向を使い、約60秒で通れるルートを決めます。Steamでは「設定」→「ゲーム中(In Game)」のパフォーマンスオーバーレイから表示を設定できます。ゲーム内のFPS表示でも構いません。計測表示は1つにし、全比較で同じ表示を使います。

解像度・画質・V-Sync・VRR・フレーム生成・録画の有無を記録します。フレーム生成を切って原因を調べる場合は、まずオフで基準を取り直し、以後の上限比較もオフで統一します。

2. 最初の読み込みを分けて記録する

シェーダーの事前構築を終え、ルートを1回通ります。この初回は「初回だけの引っかかり」として別記録にします。続く2回を変更前Aの比較対象にしてください。初回だけの症状を調べたい場合は、この初回記録も残します。

3. 上限だけを変えて、同じルートを2回

上限を設定した条件Bでも同じルートを2回。再起動が必要な設定では、各条件で再起動と慣らし走行をそろえます。平均FPSだけでなく「どこで何回止まったか」「視点移動や操作が悪化していないか」を記録します。フレームタイムのグラフを表示できる場合は、突出が減ったかも見ます。

4. 元の値へ戻して再確認する

Aへ戻した時に再び引っかかるなら、上限変更の効果を支持する材料になります。Aへ戻しても軽いなら、キャッシュの温まりや場面の差かもしれません。オンラインの試合ごとに比較するより、再現しやすい練習場などを使います。

Bで繰り返し改善し、操作感も許容できるなら採用。変化なし・悪化なら元へ戻して、次の候補へ。平均FPSが下がったことだけを失敗とは判定しません。

比較結果を残すメモ

ゲーム・版/GPU・ドライバー/解像度・画質:

モニターHz/V-Sync・VRR/フレーム生成:

同じルート・計測表示/初回だけの症状:

A 変更前:上限__/1回目の引っかかり__回/2回目__回

B 変更後:上限__/1回目__回/2回目__回/操作感__

Aへ戻した結果__/採用する設定__

これは記入用の書式です。編集部の実測値ではありません。資料確認:2026年9月27日。

改善しなかった時は、症状に合わせて次へ

CPU全体の使用率が低いだけでCPUの問題を除外したり、GPU使用率が高いだけで故障と判断したりしないでください。上限の効果がない長い停止は、読み込みやゲーム側の不具合も候補です。

注意

比較中にキャッシュ削除・画質変更・ドライバー更新をまとめて行わないでください。変更前の値を残し、悪化した設定は戻します。PC全体の再起動やブルースクリーンは、ゲームが一瞬カクつく症状とは分けて調べてください。

よくある質問

平均FPSが高いのにカクつくのはなぜですか?

平均値だけでは、1枚の描画に急に時間がかかった瞬間が分からないためです。FPSに加え、フレームタイムの突出や、同じ場所で引っかかる回数を比較します。

144Hzなら上限は必ず144fpsですか?

いいえ。重い場面で100fps前後まで下がるPCに144fpsの上限を設定しても、144fpsを維持できるわけではありません。まず維持できる値で比較します。VRRの動作範囲やV-Syncとの組み合わせは、その後に別項目として確認します。

上限を下げると操作が遅くなりませんか?

下げすぎると描画の更新間隔が長くなり、操作感も悪くなる場合があります。一方で高負荷時の遅延が減る環境もあります。引っかかりの減少だけでなく、視点移動と操作の反応も比較して決めます。

フレーム生成で120fpsなら安定していますか?

表示FPSだけでは判断できません。生成されたフレームを含むFPSと、ゲームが実際に描画するベースFPSを分けて見ます。原因を調べる時はフレーム生成をオフにした条件も別に測り、同じ条件同士で比較します。

上限を変えてもFPSが変わりません

すでに処理負荷で上限より低い、V-Syncや別の制限が効いている、ロビー専用の上限、ドライバーで対象の実行ファイルを取り違えた、といった可能性があります。プレイ中に確認し、設定を重ねる前に有効な制限を整理します。

参考情報・出典

公式資料を確認し、本文は独自の表現で要約しています。

NVIDIA公式:Max Frame Rate・ゲーム別Program SettingsAMD公式:Global Graphics・Advanced・FRTCAMD公式:FRTCの用途と全画面モードEpic公式:FortniteのFPS上限・V-Sync・ロビーの制限Steam公式:パフォーマンスモニター・生成FPSとベースFPSMicrosoft公式:Windowsのリフレッシュレート確認Epic公式:DirectX 12のカクつきと初回シェーダー構築